CBDといった成分が話題になることも多くなってきたここ数年で、並んでカンナビノイドというワードを聞いたことも多いのではないでしょうか。
大麻に関連した物質は非常に多く効能が異なることがほとんどのため、何が安全で合法なのか迷ってしまうもの仕方のないことです。
そこで今回はカンナビノイドとはそもそもどういった成分で、法を守りながら安全に楽しめるものなのかを調査しました。
カンナビノイドが気になっている方にとって見逃せない内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
カンナビノイドってどんな成分?
インターネットなどでも見かけることが増えたカンナビノイドですが、そもそもどういった成分なのでしょうか。
原料や種類の違いなどをまとめましたのでお見逃しなくご覧ください。
カンナビノイドの由来
カンナビノイドは、大麻草(アサ)に含まれる化学物質の総称です。
主に大麻草の花穂や葉、苞葉に多く含まれており、そこから様々な方法によってカンナビノイドが抽出されています。
一言にカンナビノイドと言っても実際は100を超える成分があり、新たに合成されることもあるためその種類は日に日に増えているのです。
カンナビノイドは大麻草独特の化合物群となっており、種類によって生体影響が大きく変わるのも特徴となっています。
カンナビノイドの種類
かなり多くの種類が存在するカンナビノイドですが、大まかに分類すると3つに分類することができます。
生成する方法や利用目的によって仕分けされており、初めて知る方にとっては少々複雑に感じてしまうかもしれません。
- 植物性カンナビノイド:嗜好品や健康増進、医薬品として使用される
- 合成カンナビノイド:試薬や医療用として新たに生成される
- 内因性カンナビノイド:体内の恒常性維持のために生成/分解される
大麻草から抽出するカンナビノイドですが、実は人間の体内でも生成されることのある身近な物質でもあるようです。
カンナビノイドにはまだまだ解明されていないことも多く、2012年には東京大学大学院が内因性カンナビノイドについての研究発表を行うほど注目される物質となっています。
主要なカンナビノイドは2種類
100種類を超えるカンナビノイドの中でも、よく知られているのが2種類の主要カンナビノイドです。
それがTHC(テトラヒドロカンナビノール)とCBD(カンナビジオール)で、THCは日本で違法な成分として輸入や所持を禁止されています。
一方でCBDは合法かつ様々なメリットがあることが認められており、人間の身体的な調整を行ってくれる成分として知名度は大きくなる一方です。
カンナビノイドにも様々な成分があり、正しい知識を身につければあなたの生活を支えてくれる物質だと言えるでしょう、
カンナビノイドは安全?
かなり多くの成分があるカンナビノイドですが、誰もが心配になる安全性はどうなっているのでしょうか。
こちらでは主要なカンナビノイドに絞って、それぞれのメリットやデメリットもご紹介します。
THCの安全性について
主要カンナビノイドの1つであるTHCは、日本で違法薬物として規制されており様々な危険性が指摘されている成分です。
THCを吸引するとわずか30分ほどで脳内のあちこちに作用し、一言で言えば「高揚した」ような感覚に陥ります。
- 思考能力の低下
- 五感の変化
- 時間認識の変化
- 幻覚、幻聴など
THCが依存性が非常に高い上に、長期的に摂取すると脳を萎縮させ様々な障害を引き起こすことがわかっています。
このようにTHCは非常に危険な成分であり、国内で規制されるのも頷ける性質を持っているようです。
CBDの安全性について
一方でCBDは医療業界も注目を寄せる成分で、THCとは全く異なる安全な成分です。
体内の様々な部分に作用してバランスを整えてくれることがわかっており、海外ではてんかんや難病の患者に医薬品として施用されています。
- 自律神経の調節
- ストレスの緩和
- 肌トラブルの改善が期待
- 不眠の改善が期待
人間のエンドカンナビノイドというシステムと相互的に作用することで、非常に多くのメリットをもたらしてくれるのがCBDの特徴です。
CBDに関してはこれまでに様々な臨床試験が行われ安全性が確認されているため、安心して摂取することができます。
カンナビノイドは種類を選べば安全
カンナビノイドには100を超える成分があり、CBDであれば安全に楽しむことができます。
もしカンナビノイドに関心があるのであればCBDを含む製品の中でも、THCが含まれていないものを選ぶようにしましょう。
また成分だけではなくそのメーカーが第三者機関による検査や安全な抽出方法をしているかも重要です。
近年ではVAPE以外にもグミやクリームなど様々な形でCBDを摂取できるため、購入前にしっかり情報を精査するのがおすすめとなっています。
カンナビノイドの合法かつ安全な成分は?
カンナビノイドの中でも安心して摂取できるCBDですが、CBDに似た合法かつ安全に摂れる成分も存在します。
身体に入れた際の反応も成分によって異なるため、こちらではCBDに類する成分を一覧にしてご紹介します。
CBN(カンナビノール)
カンナビノイドの三大主成分として、CBDの次に有名なのがCBN(カンナビノール)です。
CBDと比較して生成できる量が少ないため、レアカンナビノイドとも呼ばれています。
また効能としてはCBDよりも不眠解消や鎮静の作用が強いことがわかっており、強いリラックス効果を求める方におすすめです。
ただ眠気を誘発しやすいため、移動や勤務の最中に使用するのは避けた方がいいでしょう。
CBG(カンナビゲロール)
CBNと並んで希少なカンナビノイドとされているのが、CBG(カンナビゲロール)です。
CBGの特徴的な点としては、CBDが持っていないいくつかの効果を持っていることがわかっています。
- 抗うつ作用
- 抗不安作用
- 抗炎症作用
- 抗菌作用
特に強いのが抗炎症作用で、ニキビや肌荒れといった肌のトラブルを整えてくれる効果が期待されています。
他にもメンタルを整えてくれる効果もあるため、非常に魅力的な成分と言えるでしょう。
CBC(カンナビクロメン)
カンナビノイドの中でも最近発見され、一般的にもまだあまり知られていないのがCBC(カンナビクロメン)です。
CBDと似た分子構造を持っている一方でその効能は全く異なることが分かっており、CBCは医療業界の中でもトレンドのカンナビノイドとなっています。
具体的にはカンナビノイド同士の効果を調節するため、複数のカンナビノイドと合わせて摂取することと効果を感じやすくなるようです。
CBCはこれから研究が進むカンナビノイドのため、他にも様々なメリットが見つかるかもしれません。
CBDA(カンナビオール酸)
CBDA(カンナビオール酸)は、CBDが生成される前の段階の成分です。
CBDに変化する際に失われてしまう必須ビタミンやオメガ脂肪酸、その他のカンナビノイドを多く含んでいるのがCBDAの特徴となっています。
またCDBAは幸せホルモンとして知られるセロトニンとの相性が非常にいい成分であることが分かっており、リラックス効果を高く得ることができるそうです。
CBDよりも少ない量で効果を感じることができるため、使用した際の満足感が高いという方も多くいます。
CDBV(カンナビディバリン)
最後にご紹介するCDBV(カンナビディバリン)も、これまでご紹介した成分と同様レアなカンナビノイドです。
基本的な効能はCBDと同じですが、一部の研究ではCDBVがてんかんやパーキンソン病といった難病に効く可能性があることが分かっています。
他にも食欲を戻したり吐き気を抑えるための治療法になるとして、大きな注目を集めているようです。
このようにCBDに関連した成分は非常に多く、効能や特徴が異なるためご自身に合う成分は慎重に選ぶようにしましょう。
まとめ|カンナビノイドの成分について
一言にカンナビノイドと言っても実際には100種類以上の成分があり、その中には合法かつ安全性が認められた成分も多くあります。
特にCBDに関連した成分は身体に様々なメリットをもたらすことが分かっており、肌トラブルの改善やリラックス効果などが魅力的です。
またCBDに関連した安全に摂取できる成分も多く発見されており、自分にあったカンナビノイドを選ぶことで生活の悩みを解決できるかもしれません。
当サイトではCBDに関する様々な記事を公開しているため、自分に合ったCBDを探したい方はぜひそちらもご覧ください。