世界中で話題となっているCBDには現在さまざまな製品が販売されていますが、そのなかでも使用者が多くおすすめなのがCBDベイプ(VAPE)です。
そこでこの記事ではCBDを摂取する場合になぜベイプがおすすめなのかという点や、CBDベイプの吸い方・安全性などについて解説していきます。
また現在販売されているCBDベイプの種類についても紹介していきますので、CBDベイプの購入を検討中の方はぜひ参考にしてください。
CBDを試すならベイプ!おすすめの理由は?
CBD製品には大きく分けてCBDオイル・CBDリキッド・CBDエディブル・CBDトピカルといったものが存在しますが、このなかでもCBDリキッドをベイプで気化して吸入摂取する方法がおすすめです。
CBDをベイプで摂取するおすすめの理由としては、おもに以下のようなものが挙げられます。
- 吸収率が高い
- 効果の発現時間が早い
- 就寝前でも気兼ねなく摂取できる
- いろんなフレーバーを試せる
まずは、それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。
CBDベイプがおすすめな理由①吸収率が高い
CBDベイプをおすすめする理由としては、まず吸収率が高いという点が挙げられます。
ベイプによるCBDの摂取方法はCBD含有のリキッドを加熱して気化させて、発生した煙を吸引する「吸入摂取」という方法です。
この吸入摂取によって肺に取り込まれたCBDは細胞から毛細血管を通じて吸収されるため、ほかの摂取方法と比べてより多くのCBD成分を吸収することができます。
CBDの摂取方法とそれぞれの吸収率について、以下の表にまとめました。
CBDの摂取方法 | CBD吸収率 |
---|---|
経口摂取 | 6〜20% |
舌下摂取 | 13〜35% |
吸入摂取 | 34〜56% |
吸入摂取は経口摂取や舌下摂取といった摂取方法と比べて吸収率が高いため、ベイプを使用することでCBDの効果を実感しやすくなるというわけです。
CBDベイプがおすすめな理由②効果の発現時間が早い
CBDベイプがおすすめな理由は、吸収率の高さだけではなく効果が現れるまでの時間が非常に早いという点も挙げられます。
上記で挙げた3つの摂取方法と、それぞれの効果の発現時間を比べてみましょう。
CBDの摂取方法 | 効果の発現時間 |
---|---|
経口摂取 | 30分〜2時間 |
舌下摂取 | 15分〜1時間 |
吸入摂取 | 数秒〜数分 |
CBDの効果が現れるまで経口摂取では最低30分、舌下摂取では最低15分かかるとされていますが、吸入摂取の場合だと数秒〜数分と非常に早いです。
そのため「就寝直前に吸う」などタイミングを調節しやすいというメリットがあり、集中したいときやリラックスしたいときなどシーンに応じて即効性を期待できます。
CBDベイプがおすすめな理由③就寝前でも気兼ねなく摂取できる
CBDの利用目的として睡眠の質を向上させたい方が多い傾向にありますが、CBDエディブル(食品)の場合は糖質や脂質も含まれるため就寝前に摂取しづらいというデメリットがあります。
その点CBDベイプであれば就寝前に気兼ねなく摂取できるため、「睡眠の質を良くしたいけど太りたくない」という方でも気軽に取り入れることが可能です。
CBDベイプがおすすめな理由④いろんなフレーバーを試せる
CBD製品のなかでも特にメジャーなものとして「CBDオイル」がありますが、CBDオイルには特有の味があるため苦手な方も少なくありません。
しかしCBDベイプなら豊富なフレーバーのリキッドが用意されているため、CBDオイルのような特有の味もなく美味しく摂取することが可能です。
CBDリキッドのフレーバーとしては、ピーチ・マスカット・オレンジといったフルーツ系が多いですが、ほかにもバニラ・カスタード・キャラメル・チョコミントなどスイーツ系のフレーバーもあります。
市販のCBDベイプの種類にはどんなものがある?
市販されているCBDベイプの種類は、おもに以下の3タイプです。
- 使い捨てタイプ
- カートリッジタイプ
- リキッドタイプ
ここからは、それぞれの特徴やメリット・デメリットについて解説していきます。
CBDベイプの種類①使い捨てタイプ
まず使い捨てタイプのCBDベイプのメリット・デメリットは、以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
・購入して吸うだけ ・専用デバイスなど必要なし ・充電不要 ・メンテナンス不要 ・CBD濃度に上限があるため決まった濃度で安定して吸える |
・リキッドの補充ができない ・コスパが悪い CBD濃度に上限があるため濃度を上げたい場合に応用が効かない |
使い捨てタイプのCBDベイプなら購入後すぐに吸うことができ、複雑な操作も不要で誰でも簡単に使用できます。
また充填されたCBDリキッドがなくなったら捨てるだけで良いため、CBDを初めて使う方や気軽に試してみたいという方にもおすすめです。
ただし継続して吸いたい場合は都度新しいものに買い換える必要があるため、長期的に利用することを考えるとコスパがあまり良くありません。
ほかにも使い捨てタイプの場合はCBD濃度に上限があるため、決まった濃度で安定して吸える一方で応用が利かないという側面も持っています。
CBDベイプの種類③カートリッジタイプ
カートリッジタイプのCBDベイプのメリット・デメリットとしては、以下のようになっています。
メリット | デメリット |
---|---|
・カートリッジを装着するだけで使用できる ・カートリッジの種類が豊富 ・フレーバーや濃度の交換がかんたん ・メンテナンス不要 ・コスパが良い |
・本体が必要 ・オープンアトマイザーの場合はCBD濃度の調節が可能 ・充電が切れたら使えない ・デバイスの規格に応じたカートリッジしか使えない ・クローズドアトマイザーの場合はCBD濃度に上限がある |
カートリッジタイプのCBDベイプは、リキッドの入ったカートリッジを本体のデバイスに取り付けて装着するタイプです。
ペン型やPOD型といった種類があり、基本的には市販のカートリッジを交換するだけで継続して吸えるため、使い捨てタイプと同様に初心者でも扱いやすくなっています。
ただしデバイスの規格に応じたカートリッジしか使えないため、規格を確認せずにカートリッジを購入してしまうと気軽に味を試せないといったことが起こりうるため注意が必要です。
またリキッドを入れるアトマイザー部分が完全に交換するだけのクローズドアトマイザーの場合はCBD濃度にやフレーバーに限りがあるため、その点を考慮して本体を購入するようにしましょう。
CBDベイプの種類②リキッドタイプ
リキッドタイプのCBDベイプのメリット・デメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
メリット | デメリット |
---|---|
・CBDリキッドの種類が豊富 ・長く使うほどコスパが良い ・コイル値や温度の設定によって効果的にCBDを摂取できる ・コイル値や温度の設定によって好みの煙量で楽しめる ・通常リキッドを使用すればCBDなしの電子タバコとしても楽しめる |
・リキッドの充填・補充が必要 ・パーツの交換が必要 ・掃除などお手入れが必要 ・初心者にはハードルが高い |
リキッドタイプのCBDベイプは、デバイスやパーツを購入してからベイプにCBDリキッドを充填して使用するタイプです。
ペン型・スティック型・BOX型・POD型と多種多様な種類があり、リキッドのほかにアトマイザーやコイルといったパーツを自由に組み合わせることができます。
パーツの装着やコイル値・温度設定などが必要になるため慣れるまでは扱いが難しいかもしれませんが、自分好みにカスタマイズすることでCBD効果を高めたり煙量を増やしたりと楽しみ方の幅を広げられるのが魅力です。
CBDをベイプで吸うのに慣れるまでは使い捨てタイプなどでも良いですが、より効果的にCBDを摂取したいならリキッドタイプでコイル値や温度を設定して使用するのもよいでしょう。
CBDベイプの吸い方とは?効果的に楽しむ方法を紹介
これからベイプを使ってCBDを試してみたいと考えている方に向けて、CBDを効果的に摂取する方法・楽しむ方法について紹介していきます。
今回はより効果的なCBDベイプの吸い方ができる「リキッドタイプ」を中心に、以下の3つのポイントに絞りました。
- コイル値を設定する
- 適度な温度設定にする
- 肺に溜める意識で吸う
ではそれぞれのポイントについて、具体的に確認していきましょう。
CBDベイプの吸い方①コイル値を調整する
CBDを楽しみながら摂取するには、コイル値と呼ばれるものを調整すると良いです。
コイル値とは電熱線の抵抗を示す値でコイル値が低いほど電流が早く流れ、コイル値が高いほど電流がゆっくり流れます。
コイル値を調整するとどうなるのかというとコイル値が低いと煙が多くなってベイプの醍醐味を楽しむことができ、コイル値が高いとリキッドのフレーバーを感じやすくすることが可能です。
このようにコイル値の調整ができるようになるとCBDベイプの楽しみ方の幅が広がるため、飽きることなく長く愛用することができます。
CBDベイプの吸い方②適度な温度設定にする
CBDベイプはリキッドを気化させつつも、CBD成分が失われない程度の温度にすることが効果を高める吸い方です。
CBDベイプは設定温度が低すぎるとCBD成分を十分に気化できず、反対に高すぎるとCBD成分が燃焼してしまってCBDの効果を得ることができません。
CBDリキッドを気化させる際の適温はCBDが燃焼する手前の160〜180度といわれており、この温度まで熱することで活性化されたCBDの蒸気を効率良く吸入できます。
そのため温度調節機能が付いていないベイプや爆煙タイプのベイプは、CBD摂取を目的とした場合には不向きですので注意しましょう。
CBDベイプの吸い方③肺に溜める意識で吸う
吸入摂取でCBDを摂取する目的は、肺の細胞から毛細血管を通じて血液中にCBDを送り込み血中濃度を上げることにあります。
そのためCBDベイプを吸入する際はゆっくり吸い込み、吸入したCBD成分を少しでも長く肺に溜めておくという吸い方が効果的です。
「1回で大量に吸い込む」といったように煙を吸う量にこだわるのではなく、吸った分をしっかりと肺に溜めるようにしましょう。
肺に溜めず口から煙を大量に吐くような吸い方は、煙と一緒にCBD成分も吐き出してしまうことになるためおすすめしません。
まず1口分を口に含んでそこから口呼吸で空気を吸う、いわゆる「マウストゥーラング」という吸い方がおすすめです。
CBDベイプは安全に楽しむことができる?
ここまでCBDベイプがおすすめな理由やCBDベイプの種類・効果的な吸い方などについて解説してきましたが、これから購入する方にとって気になるのはその安全性ではないでしょうか?
また違法性について不安に感じている方も少なくありませんが違法なのは麻に含まれるTHCという成分であり、CBDは大麻取締法に該当しないため違法成分ではありません。
最後にCBDベイプは安全に楽しむことができるのか、という点について解説していきます。
CBDの安全性はWHO(世界保健機関)でも認められている
2017年11月に発表されたWHO(世界保健機関)の報告書によると、CBDには麻薬のような依存性・乱用性はないことが判明していてWHOに認められるほどCBDの安全性は高いです。
また世界ドーピング協会においてもCBDはドーピング薬物規制対象外となっており、スポーツ選手が世界大会などで緊張を緩和したり集中力を高めたりする目的でも使用されています。
CBDベイプを吸うとまれに副作用が起こるケースもある
ベイプを吸う際に多量のCBDを摂取するとまれに副作用が起こるケースもありますが、CBDは植物由来の成分ということもあり重い副作用の報告はほとんどなく、あったとしても口内の乾き・強い眠気・立ちくらみといった軽い症状です。
もしCBDの副作用が気になるようであれば、CBDベイプを使用したあとは車の運転を控えるなど状況に応じて対処することをおすすめします。
また別の薬と一緒にCBDベイプを使用してしまうとその薬の効果や体調に影響をおよぼす可能性もあるため、普段から服用している薬がある場合は事前に医師に相談するようにしてください。
粗悪品やメンテナンス不足は安全性に影響を及ぼす恐れがある
現在、多数ののCBD製品が販売されていますが、なかには不純物が混入した粗悪品もあり、そうした粗悪品を使用すると健康に害がおよぶ恐れもあるため注意しましょう。
特に海外からCBDベイプなどの製品を個人輸入する際は、信頼できるサイトを利用することが大切です。
国内で販売されているCBD製品に関しては大学などの第三者機関による検査を通過し、厚生労働省の認可を受けたものだけが販売されているため、基本的には安全に使用することができます。
またベイプ本体のメンテナンスを怠っていると、吸引部などに溜まった汚れやコイルなどに含まれる金属成分が蒸気に混ざる可能性があり、人体に何らかの影響を与える恐れもあるため定期的なメンテナンスを心がけましょう。
CBDベイプがおすすめの理由と吸い方・安全性まとめ
数あるCBD製品のなかでCBDベイプをおすすめする理由としては、以下のようなものが挙げられます。
- 吸収率が高い
- 効果の発現時間が早い
- 就寝前でも気兼ねなく摂取できる
- いろんなフレーバーを試せる
CBDベイプを使った摂取方法はほかの摂取方法と比べて吸収率が高いためCBDの効果を得やすく、効果の発現時間も早いため吸引後すぐに効果を実感することが可能です。
またCBDベイプには大きく分けて「使い捨てタイプ」「カートリッジタイプ」「リキッドタイプ」の3つのタイプがあり、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なります。
初心者は比較的扱いやすい使い捨てタイプやカートリッジタイプがおすすめですが、ベイプでCBDを摂取することに慣れてきたら自分でコイル値や温度など細かい設定が行なえるリキッドタイプにチャレンジするのも良いでしょう。
CBDベイプは1度に多量の摂取をしてしまうと軽い副作用が起こる場合もありますが、それでもその安全性はWHOや世界ドーピング協会からも認められており違法性もありません。
これからCBDを試してみたいと考えている方は、ぜひ今回ご紹介したCBDベイプのメリット・デメリットや吸い方・安全性を参考にして商品選びをしてみてください。